Amazonにバレないように複数アカウントを作成する裏ワザ

あなたはAmazonの販売アカウントをいくつお持ちですか?

Amazonの複数アカウントを所持することは基本的に不可能ですが、とある条件を満たすことで複数のアカウントを持てるようになります。

本記事では、アマゾンで複数アカウントを作成する方法について説明したいと思います。

複数アカウントを作成するメリット

複数のアカウントを作成するのはいくつかのメリットがあります。

リスク管理

1つのアカウントで販売していると、Amazonアカウントが何らかの原因で停止・閉鎖になった時、売上が完全に0になってしまいます。

Amazonは規約がコロコロ替わったり、担当者によって言っていることが違ったりするので、ちょっとしたことでアカウントがBANになってしまう可能性もあります。

Amzonアカウント停止・閉鎖の原因と対処法については以下の記事を参考にしてください。

Amazon出品アカウント審査・停止・閉鎖からの復活方法

2019年9月5日

ビジネスの1つをAmazonの裁量1つで潰してしまうのは、非常に勿体ないです。

Amazonでは基本的には複数アカウントの作成は禁止です。

私は基本的にはルールに従って運営することを薦めていますが、アカウント管理についてはビジネス運営上の肝になる部分ですので、リスク管理として複数アカウントを所持しておくことをオススメします。

ブランドの住み分け(専門家)

いくつかのカテゴリの商材を販売する場合、1つのアカウントで販売してもいいですが、それぞれ1つずつアカウントを持っている方がいいです。

例えば、「何でも屋」みたいな名前で販売するより、「赤ちゃん○○」のように何を扱っているのかはっきりしている方が購入者としても安心して購入しやすいです。

この場合はAmazonに事情を説明すれば、本記事で説明する「Amazonにバレないように複数アカウントを作成する方法」を使うことなく複数アカウントを作成することができます。

法人であれば部署の数だけAmazonアカウントを作成することができるからです。

ただしこの方法だと、アカウントが紐づけされてしまうため、1つのアカウントが停止されてしまうと、他のアカウントもすべて停止になってしまうため、リスク管理にはなりません。

そのため、ブランドの住み分けをしたい場合にも基本的には本記事で説明する方法に従って複数アカウントを作成する方がいいです。

複数アカウントを作成するデメリット

Amazonにバレないように複数アカウントを作成するのは規約違反ですから、当然デメリットはあります。

バレたらアカウント停止

Amazonに複数アカウントがバレてしまうとアカウントが全て停止・閉鎖してしまいます。

しかし、本記事で説明する方法でバレないように管理していれば問題ありません。

複数アカウント作成のために用意するもの

複数アカウントを作成するためには、完全な別人が運用しているように見せかける必要があります。

そのため、以下のものを準備してください。

  • 名義
  • 銀行口座
  • クレジットカード
  • 電話番号
  • 住所
  • メールアドレス
  • ネット環境

です。それぞれ詳しく見ていきます。

名義

まず名義は別人にしておいた方が無難です。

ただし、以下で説明する銀行口座とクレジットカードの両方が借りられる家族などのものにしておいた方がいいです。

銀行口座

銀行口座は家族など別人のものを借りるといいです。

ただし、実際にお金が振り込まれるわけですので、それ用にわざわざ作ってもらう必要があるので家族とは言えなかなかハードルが高いです。

その場合は、自分の口座でも大丈夫です。

同姓同名などもあるので、同じ名前だからと言って直ちにバレることはありません。

ただし、既にあるアカウントとは違う銀行口座を用意してください。

別人のものを使う方が確実ですが、今のところは同じ名義でも別の銀行のものでしたら大丈夫なようです。

しかし、このようなルールはコロコロ替わるので、出来れば完全に別人が運用しているようにする方がいいです。

クレジットカード

銀行口座と同様に、クレジットカードも出来れば別人の名義のものを用意しておいた方がいいです。

別名義のものが準備できない人は、自分名義のものであっても、既に登録しているものとは別のクレジットカードであれば問題ありません。

クレジットカードを何枚も作るのが嫌な人は、デビットカードでもいいです。

ジャパンネット銀行などで発行できる、カードレスデビットカードであれば、無料で何枚も作成できるのでオススメです。

電話番号

電話番号もまた別のものを準備しなければいけません。

電話番号認証があるので、当たり前ですが架空のものを適当に入力しただけではダメです。

無料で新しく作りたい場合、050アプリがオススメです。

電話番号の作成と着信だけならお金もかからないので、これで十分です。

住所

こちらも別人のものを用意する必要があります。

出来れば、上の名義人と整合性のとれる住所がいいですが、それが準備できそうにない場合は、バーチャルオフィスなどの住所でも一応、大丈夫なようです。

商品の返送住所などは別に決めることができるので、バーチャルオフィスに商品が届いてしまうということはありません。

メールアドレス

メールアドレスも新しいものが必要です。

Yahoo!メールやGmailなどフリーのものを何でもいいので準備してください。

ネット環境

PCやネット回線など、同じものを使ってしまうとIPアドレスやクッキーなどから簡単にバレてしまいます。

そのため、クラウドデスクトップを利用するようにしてください。

クラウドデスクトップとは、仮想のデスクトップが借りられるというサービスで、自分のネット環境とは全く別の環境を作り出すことができます。

自分のPC上からクラウドデスクトップを経由することで、Amazonセラーセントラルに全く別人としてアクセスすることができます。

複数アカウント運用の際の注意点

先ほど説明したようなものを複数アカウント作成時に準備すればいいだけでなく、アカウントを運営する際にも気をつけるべきことがいくつかあります。

商品

扱う商品によっては、複数アカウントが同一人物が運営しているとバレてしまう可能性があります。

例えば、停止したアカウントと全く同じ商品を取り扱っていれば当然バレます。

どのくらいならバレないかは不明ですが、数商品の被りなら大丈夫でしょう。

何故なら普通に販売していても数商品が被ることはよくある話だからです。

アカウントが停止してしまった時には在庫処分のために別のアカウントで販売したいと思いますが、あまりにも露骨にやりすぎない方がいいです。

発送元・返送住所

自己発送の際の発送住所や、返品の際の住所によってバレてしまうケースがあります。

これらも替えておくこと方がいいですが、なかなかそういう訳に行かないことがほとんどだと思います。

そのため、前に登録した住所とは少し表記を替えて登録しておいた方がまだましでしょう。

ネット環境

以前と同じネット環境でアクセスしてしまうと、すぐにバレてしまいます。

特にスマホなどからうっかりアクセスしてしまいそうになるので、注意が必要です。

そのため、新しく作成したアカウントはクラウドデスクトップ上以外からはアクセスしないようにした方が無難です。

その他の情報

例えばコンディション説明文など、全く同じものを使いまわしていたらバレる可能性があります。

これに限らず登録する情報はちょっとのことでも使いまわしは避けるべきです。

アカウント作成時期

例えば、アカウントが停止になったタイミングで同じ商品を販売し始めた新規アカウントがあれば複数アカウントを疑われて当然です。

そのため、あらかじめいくつかのアカウントで販売しておき、1つのアカウントが停止になった際には他のアカウントを使って少しずつ停止になったアカウントの商品を販売していくというようにした方がいいです。

まとめ

本記事では、複数アカウントの作成・運営の方法について説明しました。

複数アカウントを作成するためには新しく、

  • 名義
  • 銀行口座
  • クレジットカード
  • 電話番号
  • 住所
  • メールアドレス
  • ネット環境

が必要になります。

そしてそのアカウントを運営する際にも既にある、もしくは停止になったアカウントと同一人物が運営しているように見えないように十分に気をつける必要があります。

私は普段から中国輸入ではリスクを恐れるより実際に商品を作って販売してみるなど、行動したほうが学べることが多いということを言っていますが、ことアカウント管理に関しては慎重にリスク管理を行うべきです。

そしてAmazonの規約などについても基本的には守ることを推奨していますが、アカウント管理についてはAmazonで販売するビジネスの肝なので、自分を守るためにも複数アカウントを作るべきだと考えています。

勿論どこまでやるかは経営判断なので、ご自身でよく考えてみてください。