クラウドソーシングサービスで仕事を依頼したい時に、CrowdWorks、Lancers、ココナラなどたくさんクラウドソーシングサービスを扱うサイトはありますが、いったいどれを使えばいいのかよく分からないという方も多いと思います。
これらのサイトはそれぞれに特色があって、用途によって使い分けることが望ましいです。
クラウドソーシングサービス歴5年以上、1000人以上の人に仕事を依頼してきた私が、クラウドソーシングサイトのおすすめの使い分け方について説明したいと思います。
おすすめのクラウドソーシングサービス
おすすめのクラウドソーシングサービスは、以下の3つです。
- Lancers(ランサーズ)
- CrowdWorks(クラウドワークス)
- coconala(ココナラ)
これらを押さえておけば問題ありません。
それぞれの使い分けについては以下で詳しく説明していきます。
Lancers(ランサーズ)
ランサーズのおすすめの使い方
Lancers(ランサーズ)は、日本最大級のクラウドソーシングサイトで、だいたいどのような用途にも使えます。
特におすすめなのがアンケート機能で、クラウドワークスなどと違って、年齢や性別によってターゲットを絞り込むことができます。
また、クラウドワークスだと6,000円の追加料金が必要な本人確認済みオプションを無料で利用することができるのも非常に優れている点です。
アンケート機能で本人確認済み書類提出済みの人を絞り込めると、虚偽の年齢や複数アカウントでの回答を防ぐことができ、これにより正確なデータが取れます。
たかが数円~数十円のために嘘なんかつかないだろうと思うかもしれませんが、平気で嘘をつく人は結構多いです。20代女性限定のアンケートに50代男性が「23歳女性です」などと答えるケースが毎回必ず結構な数あります。
試しに「簡単に答えられて高単価だけれども年齢をかなり限定したアンケート」を作って、実験してみたのですが、虚偽の年齢報告者の割合が40%~50%もいました。
ランサーズの本人確認済みのアカウントは虚偽の年齢をプロフィールに書けないので、正確な年齢が分かります。また仮に嘘の提出をされたとしても30%まではタスクを拒否できます。
これによって、明確なターゲットへのアンケートを行うことができます。
ランサーズで安く、早く、正確なアンケートを取る方法
あまりやっている人はいないと思いますが、アンケートを掲載して待っているだけではなく、こちらから積極的に依頼していくといいです。
対象者が多いようなアンケートの場合は放っておいて集まるまで待ってもいいと思いますが、そもそもの対象者が少ないようなものだと、自分から集めていかないと人数が集まらないというようなケースがあります。
ターゲットを絞り込む
30代の主婦をターゲットにしたい場合を考えてみます。
まずは以下のように、左上の「依頼相手を探す」から、「年齢」「性別」「最終アクセス」などの情報で絞り込みます。
次に、検索ワードで「主婦」と入力し、絞り込みます。
すると、141人のランサーが見つかりました。「このランサーに相談」から「もしよかったらこちらのアンケートに答えてください(URL参照)」というようなメッセージを送ります。
100人集めたければ、自然に集まる分も合わせて100-200人程度に送るとだいたい数日以内には集まると思います。
条件に合う人が少ないようなアンケートだと、60-70%が自分がメッセージを送った人だというケースもあります。
あまり人が集まりそうにない場合には、積極的に自分から依頼していくようにしましょう。
CrowdWorks(クラウドワークス)
クラウドワークスのおすすめの使い方
CrowdWorks(クラウドワークス)は、日本最大級のクラウドソーシングサイトで、こちらもだいたいどのような用途でもおすすめです。
特におすすめなのがプロジェクト機能で、多くの人数を管理したいというような場合におすすめです。
ランサーズはプロジェクト形式において、同じ業務を一括管理できません。
1人1人にプロジェクトを開かないといけないので管理が面倒です。
一方、クラウドワークスは1つのプロジェクトで多くの人間を一括管理できるので、タスクでお願いできるほど簡単ではない業務を多くの人数に依頼したいような場合には、クラウドワークスは非常に向いています。
またクラウドワークスはコンペ形式の募集もおすすめです。
コンペ形式とは、実際に作品を提出してもらって、その中から一番いい作品を選ぶことができるという形式の募集方法です。
クラウドワークスは登録人数が多いので、数多くのコンペが集まります。人数が多いほど、質の高い作品が集まる可能性も高いです。
ランサーズとクラウドワークスどちらがよいのか?
ちょっとした仕事への本気度だとランサーズの方が優れているように思います。これは、ランサーズが積極的に本人確認書類を提出させたり、プロフィールを丁寧に埋めることを要求する仕組みにしていることが理由だと思います。
ただ人数が多い方が結果として質が高い人間が集まる確率が高くなることも多いので、一概にどちらがいいとは言えません。
私は個人的にクラウドワークスが好きなので、こちらを使うことが多いです。
coconala(ココナラ)
ココナラのおすすめの使い方
ココナラは、基本的にはサービス提供者側が主導のサイトです。
自分が値段や依頼内容を柔軟に決めたいというような場合には、ランサーズやクラウドワークスの方が向いています。
一方、自分で交渉をしたり、選定をしたりするほどでもないというような場合や、既に依頼したいサービスや人が明確にあるような場合にはココナラはおすすめです。
先日単品通販のLPを作成する際に、ちょっとした漫画を作りたかったのですが、その際にココナラを利用しました。
長期的に漫画を使うような場合はクラウドワークスのコンペなどで時間とお金をかけて選定していたと思いますが、1回お願いするだけですし、そこまでするほどでもない案件だと思ったので、ココナラで既にあるサービスの中から選びました。
クラウドワークスなどで自分で選定するケースでは、こちらで値段を決めることができるので、継続的に仕事をお願いする場合には1回当たりの値段は安くて済みます。しかし、その分選定する手間がかかりますし、特にコンペの場合は普通にお願いするより値段が高くなってしまいます。
そのため、単発でお願いするような場合には、ココナラを利用した方がよいでしょう。
まとめ
クラウドソーシングサイトの使い分けについての記事でした。
まとめると、
ランサーズ→アンケートやタスク全般
クラウドワークス→コンペやプロジェクト全般
ココナラ→単発の仕事
を依頼するのがおすすめです。
依頼したい仕事によって、これらのサイトを使い分けてみてください。