クラウドソーシングサービスを活用し自分の仕事時間を最小限にする方法

あなたはクラウドソーシングサービスをうまく活用できていますか?

クラウドソーシングサービスをうまく使うことによって、「自分ができないことを人にやってもらえる」もしくは「自分でできる事を人に任せて時間を浮かす」ということが可能になります。

自分のできる事もできない事も大半を人に任せれば、自分の労働時間を最小限にして、利益は最大化することができます。

クラウドソーシングサービス活用歴5年以上、累計1000人以上のクラウドワーカーに仕事を依頼してきた私が、その活用術の全てを説明していきます。

クラウドソーシングサービスを利用するメリット

冒頭でも記述しましたが、クラウドソーシングサービスを利用するメリットは、

  • 自分ができない事をやってもらえる
  • 自分ができる事を任せて時間を浮かせる

ということの2点です。

自分ができないことをやってもらえる

例えば外国語の翻訳やプロダクトデザインやツールの作成などです。

中国語の勉強をしたり、プログラミングの勉強をしたりするのはとても時間がかかります。

そんなことをやるくらいならマーケティングの勉強をする方が明らかに勉強の時間対効果がいいです。

勿論、色々な範囲の知識を持っておくことはいいことですが、人生の時間は限られているので、自分に必要な勉強から優先的にするようにしてください。

自分でできる事を人に任せて時間を浮かせる

前者は多くの人が理解できるのですが、こちらは重要性が理解できていない人が多いです。

特に、自分が優秀な人は何でも自分でやりたがる傾向がありますが、それではいつまで経っても忙しいままです。自由な時間が欲しいなら、いずれは仕事を人に任せる必要性が出てきます。

人に仕事を任せることを覚えれば、自分の時間を有効的に活用できるようになります。浮いた時間は、より重要度の高い仕事や新しい収入の柱を増やすことに活用できます。

勿論、出来た時間で自分の好きなことをしてもいいですが、浮いた時間で遊びすぎないように注意が必要です。あまり遊びすぎると、時代に取り残されてしまいます。笑

仕事管理の仕方

仕事を人に任せる際に、自分で全部管理してしまうと、事業の規模が小さい内はそれでも問題ありませんが、事業の規模が大きくなると必ず行き詰ります。

上記の画像のように、中間管理職のような人を用意するのがよいです。これは一般的な組織と同じですね。

任せる際には、業務ごとに分けるよりは、できれば縦割りする方がいいです。

例えば、新商品を製作する際にリサーチ班、販売班などと分けるのではなく、商品単位で区切り、その商品に関してはある1つの班が担当する、というようにするのです。その方が、業務ごとでの意見の食い違いなどが少なく、更に責任の所在を明確にできるという点で優れています。

 

よく外注、外注と言われていますが、基本的には上図のように自分の組織に組み込んでいく方がいいです。雇用関係を結ぶかどうかはケースバイケースだと思いますが、外に仕事を発注するというよりは、優秀な人間を取り込んで自分の組織に入れる、というイメージです。

ドラクエなどでも自分一人で戦うよりは仲間がいる方がいいのと同じで、ビジネスでも優秀な人材を仲間にして戦う方が勝てる確率が高くなります。

人に仕事を任せる方法

人に仕事を任せるやり方は2つあります。

  • マニュアルを渡してやってもらう
  • ある程度の指針は示して後は任せる

です。

マニュアルを渡す方法は、簡単な作業や多くの人を相手にする時に最適です。マニュアルを用意しておいて、その通りにやってくださいとお願いするイメージです。私が昔、欧米輸入をやっていた時、リサーチは全てこの方式でやっていました。

この方式のメリットは、能力が低い人でも作業を行うことができることと、直接指示を出すことが少なくて済むので、多くの人を相手にできる事です。ただ、難しい仕事の場合は全部のことをマニュアルにすることは不可能なので、この方式では簡単なことしか任せることができません。

 

一方、後者のある程度の指針は示して後は任せる方法は、仕事を任される人の能力に依存するところがありますが、より難しい仕事や複雑なことを任せることができます。

最近は私はほとんどこちらの方式で管理しています。だいたいこういう風にお願いします、と言って出来る人にその後も仕事をお願いしていくイメージです。こちらの方が長い目で見ると自分が面倒を見ないといけない範囲が少なくなり、楽です。

これらの2つを使い分けて指示をしていくことになります。

自分ができない仕事を人に任せる際の考え方

自分ができない仕事を人に仕事を任せる際に重要な考え方がいくつかあります。

全部任せない

自分ができないからと言って、全部お任せにしてしまうと、自分の思惑とズレたものが出来上がってしまいます。

例えば、商品画像を製作してもらう場合に、確かにデザイナーに任せると綺麗な画像は出来上がります。しかし、綺麗=売れるとは言えません。

何となくいい感じの画像を作っただけでは顧客には刺さりません。商品の市場は自分が一番詳しいはずなので、それに合わせた画像制作をする必要があります。

商品画像に限らず、自分ができないからと言って何でも任せてしまうのはよくありません。出来上がったものの評価はできるはずなので、しっかり自分の要望を伝えるようにしてください。

考え方を共有する

上の「全部任せない」に通じるところがありますが、出来上がりのイメージをしっかり伝えることが重要です。

やり取りの途中で、お互いの完成品に対するイメージが食い違っていた、というようなことは本当によく起こります。

自分で書いておきながら、自分自身も出来ていないことがあります。笑

人は周りも自分と同じことを思っていると思いがちですが、結構な頻度で思い違いをしているものです。

絵や写真、具体例、参考URLを示すなど出来るだけ分かりやすい形で自分のイメージを共有してもらう必要性があります。

自分に必要なところは勉強する

自分にできないことは人に任せた方がいいとは言っても、全く何も勉強しなくていいわけではありません。

例えば先ほどの商品画像の例で言うと、上手く描く、あるいは構成する技術は必要ないですが、出来上がりのデザインを評価する能力は必須です。

そのためには日々売れている商品ページや広告などを見て、どのようなデザインが優れているのか学ぶ必要があります。

稼ぐために必要な必須の技術を優先的に身につけ、あとは人に任せていく、というのが理想です。

自分ができる仕事を人に仕事を任せる際の考え方

自分ができる仕事を人に仕事を任せる際に重要な考え方がいくつかあります。

稼げるお金ではなく、時給で考える

人に仕事を任せると、その分お金がかかるので、稼ぎが減るのではないかと考える人がいますが、その考え方は危険です。目先の利益しか見えていません。

下の図を見てください。

自分の仕事の8割を時給1000円で人に任せたケースです。

これを見ると分かる通り、確かに稼ぎは減りますが、自由に使える時間と時給は圧倒的に増えます。その浮いた時間を重要な仕事に回せば更に大きく稼いでいくことが可能になるのです。

時給を高めていけば、自ずと稼げるお金は増えていきます。稼ぐ額ではなく、時給に注目してビジネスをやっていきましょう。

自分より仕事ができないのは当たり前

人にやってもらうとトロくさくて自分でやってしまう、というのは優秀な人にありがちですが、自分よりできないのは当たり前です。

先ほどの図は、自分の仕事を同じくらい仕事ができる人に任せた場合ですが、実際には自分がやるより時間がかかることの方が多いです。ただし、仮に自分でやるより2倍の時間がかかったとしても、さきほどのケースだと自分の時給は18,000円となり、これでも元のケースと比べて時給が大幅に増えます。

自分より仕事ができない事は当たり前だと許容し、完璧は求めず、そこそこ優秀な人に仕事を任せるようにしましょう。

2回目以降は自分でやらない

いつから仕事を人に任せるべきですか?という質問をよく受けますが、2回目からです。自分でできる事はまず自分でやってみて、2回目以降は全部人に任せるといいです。

1回目は自分でできる場合は自分でやってみた方がいいです。その方が人に任せる際にも都合がいいです。ただ、いつまで経っても単純作業を自分でやるのは時間の無駄です。ビジネスをやっている意味がないです。自分しかできない重要な仕事に時間を割きましょう。

使うべきクラウドソーシングサービス

おすすめのクラウドソーシングサービスは、以下の3つです。

  • Lancers(ランサーズ)
  • CrowdWorks(クラウドワークス)
  • coconala(ココナラ)

これらを押さえておけば問題ありません。

それぞれのサイトのおすすめの使い方については、こちらの記事を参考にしてください。

クラウドソーシングサイトのおすすめの使い分け方【依頼者向け】

2020年4月12日

まとめ

クラウドソーシングサービスの活用方法についての記事でした。

自分にできない事を行うという意味でも、自分の時間を増やすという意味でもクラウドソーシングサービスを活用する意義は大きいです。

この記事を参考に、クラウドソーシングサービスを有効的に活用していただければと思います。