Amazonで商品を販売していると、販売個数を追跡することができない商品が存在します。
正確な販売個数が追跡できなくても、だいたいの数字は予測することができます。他社の販売個数を予測する方法については、以下の記事を参考にしてください。
Amazonで販売している競合他社の商品の売り上げを丸裸にする7つの方法
しかし、他社に正確な販売個数を知られないことは、参入を躊躇させるなどの様々なメリットがあります。
本記事では、ライバルに販売個数をバレないようにする方法について説明します。
在庫数を調べることができない条件とは
他社が販売する商品の販売個数を追跡するためには、まず以下の手順で在庫数を調べます。
そして、その在庫数の変動を追跡することによって販売個数を調べるのです。
ツールでも在庫追跡も原理はこれと同じです。
在庫数を調べる方法
通常の場合は、「この出品者のお取り扱い数は○○点です。」というように表示されます。
しかし今回の商品の場合は、「この出品者からは、ご注文はお一人様2点までに制限されています。」と表示されています。このような商品は在庫数を追跡することができません。
これは最大注文個数が設定されているからです。この設定を行うことで販売個数をバレにくくすることができます。
最大注文個数を設定する方法
セラーセントラルトップページ左上の「在庫」→「在庫管理」から、商品右側の「詳細の編集」へと進みます。
「出品情報」のタブから、「最大注文個数」を変更します。
商材によって違うと思いますが、5~20程度に設定しておくといいでしょう。
最大注文個数のその他の使い方
その他にも、最大注文個数の設定には、
- いたずら注文の防止
- セール中の販売数の限定
という使い方があります。
いたずら注文の防止
注文はしたけども支払いがされない状態だと、「保留中」というステータスになり、その在庫は他のお客様に対して販売することができません。
これをいたずらや、あるいは競合他社にやられてしまうと、在庫があるのに「在庫切れ」になってしまい、まともに商売をすることができなくなります。
このいたずら注文の対策のためにも、最大注文個数は設定しておくことをおすすめします。
セール中の販売数の限定
検索順位を上げる目的でセールをすることがあると思いますが、同じ購入者がたくさん買うことのSEO効果はない、あるいは少ないです。
AmazonのSEOは「注文個数」より、「注文数」を重視しているので、同じ個数をセール販売するなら同じ人にばかり売るより、できるだけ多くの人に販売したほうが効果が大きいです。
このように、セール中にも最大注文個数を設定したほうがいいでしょう。この場合は、最大注文個数は「1」がいいです。
まとめ
本記事では、他社に販売個数をバレにくくする小技について説明しました。
今回の記事は決して本質的な話ではないです。しかし、これを知っておくことで得をすることはあっても損をすることはないです。このような小さなことの積み重ねが大きな成果を出す秘訣です。
最大注文個数を設定していない人はぜひこの機会に設定してみてください。