Amazonで販売を続けているとやむを得ず悪い評価を貰ってしまうことがあります。
評価★1~3の悪い評価を貰ってしまうとコンバージョン率が下がり、商品が売れなくなってしまう事にも繋がります。
しかし、適切な対応をすることで悪い評価の大半は削除することができます。
悪い評価を削除してもらえる条件
以下の条件に当てはまる出品者評価については、Amazonテクニカルサポートに問い合わせることで削除してもらうことができます。
- コメントの中にわいせつな言葉が含まれている場合。
- コメントの中に出品者の個人情報が含まれている場合。
- コメントが商品レビューに始終する場合。
- コメントの内容がAmazonから出荷した注文に関するもので、出荷方法またはカスタマーサービスに特化したものである場合。
特に配送に関するコメントについては、FBA発送であれば「配送が遅かった」という事以外にも、(出品者の責任の可能性があるにもかかわらず)「商品の外箱が潰れていた」というような評価についても削除してもらうことができます。
また、評価をもらってから90日以内に評価見直し依頼を行わないと評価の削除はしてもらえないのでご注意ください。
悪い評価を削除する具体的方法
セラーセントラル下部の「サポートを受ける」→「お問い合わせ」をクリックします。
次に「Amazon出品サービス」→「購入者からの評価」へと進み、削除したい評価の注文番号を入力します。
悪い評価がどの注文番号のものなのかは、その下にある「購入者からの評価をすべて表示する」から調べることができます。
評価の見直しを求める理由を選択し、Eメールアドレスを記載して「送信」ボタンを押します。
Amazonテクニカルサポートに正当な要求だと判断された場合は評価を削除してもらえます。
コメントが商品や配送に関するものに「終始する」ことが条件とありますが、この判断の大半はAIが管理しているので、商品や配送に関することが少しでも入っていると削除してもらえることがあります。
どのように判断されるかはある程度運に左右されるところではありますが、少しでも条件に当てはまりそうな場合は削除依頼をするようにしましょう。
出品者評価を高く維持するために
適切なカスタマーサポート
- 自社出品の場合に出荷遅延のないようにする
- 商品ページ通りの商品を販売する
- 不良品が出てしまった時も問題解決まで丁寧に対応する
カスタマーサポートは大半をAmazonが行ってくれるので、丁寧な顧客対応を怠っている出品者は意外と多いです。
上記のことをきちんと行うことで悪い評価をもらうことはほとんどなくなるのでこれらのことを徹底するようにしましょう。
もし一度悪い評価をもらってしまった後でも最初に評価された日から60日以内であれば購入者に評価を変更してもらうことができます。
ただし、Amazonの規約に
出品者は、高い評価を付けることや低い評価の削除と引き換えに、割引などのプロモーションを提供することはできません。
とありますので、「返品や割引をするので評価を変更してください」と申し出るのは規約違反に当たります。
返品・返金などの誠意ある対応をした後に「もしよろしければ評価を変更してください」というスタンスで申し出ましょう。
出品者評価の依頼
通販サイトにおいて、人は悪い評価については積極的にしますが、それに比べて良い評価については自ら進んで評価をすることが少ないという統計結果があります。
つまり何もしないままだと悪い評価ばかりが溜まっていくことになってしまうので、良い評価をするように出品者側から積極的に促していく必要があります。
毎回自分で評価依頼メールを送るのは酷く効率が悪いので、自動で評価依頼メールを送ってくれるアマスタなどのツールを使うようにしましょう。
質の高い商品を販売する
いくら商品についての評価は削除してもらえるといっても「イマイチでした」や「最悪でした」などの商品についてなのかサービスについてなのか分からないコメントについては削除してもらえません。
ですから、普段から質の高い商品を販売することを意識する必要があります。
中国輸入系の相乗り出品だとどうしても商品の質の低さのせいで低評価をもらう可能性が高くなってしまいます。
同じ中国から仕入れる場合でも質の高い工場を選んで商品を作りこめるOEMの方が不良品も少ないので、悪い評価をもらう確率が低いです。
またOEM商品の方が1商品あたりの売り上げが大きくなおかつ不良品の数を低く抑えることができるので、顧客対応の時間を大幅に減らしながら売り上げを高く維持することができます。
相乗り出品ばかりしている方は少しずつでも自社のオリジナル商品を作っていくことをおすすめします。