中国輸入OEMをする際に、どのカテゴリに参入するべきかは非常に大事です。
しかし、初心者の方はどのようなカテゴリの商品を扱えばよいのか悩むと思います。
この記事では、実際にどのようなカテゴリの商品が稼ぎやすいのか、あるいは稼ぎにくいのか、について説明していきたいと思います。
OEMに向いていない商品カテゴリ
基本的にはどのような商品カテゴリーでも稼ぐことはできます。しかし、
- 高度な専門的知識が必要な商品カテゴリ
- 流行り廃りが激しい商品カテゴリ
- 中国輸入に向いていない商品カテゴリ
はあまりOEMには向いていません。
高度な専門的知識が必要な商品カテゴリ
- 家電&カメラ
- パソコン・周辺機器
- 大型家電
まず、家電&カメラ、パソコン周辺機器、大型家電などについては個人レベルでは差別化するのが難しいです。
回路設計をするのは高度な専門的知識がないと厳しく、せいぜい外装、あるいはパッケージを替えるくらいですので他社と大きく差別化をすることができないです。
もちろん専門の知識があり回路設計できるという場合や、商品自体の外装を替えるだけでも十分に差別化できると判断した場合はOEM化に踏み切ってもいいです。
流行り廃りが激しい商品カテゴリ
- 服&ファッション小物
- ファッション
- シューズ&バッグ
- アクセサリー
そして、服&ファッション小物、ファッション、シューズ&バッグ、アクセサリーについてもあまりOEMに向いていません。
これらは流行による影響が大きい商品カテゴリです。
ですから需要予測が難しく、継続的、安定的に売り上げを上げることが容易ではありません。
例えば、花柄のワンピースがある年に爆発的に売れたが翌年にはブームが去ってしまっていて全く売れなかった、というようなことは頻繁にあります。
仮にこれらの商品を選ぶ場合は機能的に差別化でき、流行に流されにくい商品を開発することを意識しましょう。
中国輸入に向いていない商品カテゴリ
- PCソフト
- ゲーム
- ミュージック
これらのカテゴリはそもそも中国輸入には向いていないカテゴリです。
OEM化がしにくいので適していません。
例外
たとえOEMに向かないカテゴリの商品であっても、上記の特徴に当てはまらないような商品はたくさんあります。
例えばPCバッグは上記のカテゴリに含まれますが、高度な専門的知識は必要なく、流行りに大きく左右される商品でもありませんし、機能的にも十分差別化していける商品です。
OEMに向いている商品カテゴリ
OEMに向いているのは上記以外のカテゴリです。
性質としては、
- 自分が専門的知識を持っている商品カテゴリ
- 機能面で差別化しやすい商品カテゴリ
を満たすものがいいです。
「専門知識が必要ではない商品カテゴリ」ではないことに注意してください。
初心者のうちはどの分野にも専門知識がないことが多いので、誰でもできるような無難な商品を選んでしまいがちですが、結局それだと差別化できずに転売と変わらないです。
初心者でもあるカテゴリの商品を販売すると決めたらそのカテゴリの専門家になる気持ちで取り組みましょう。
また、基本的に商品の大きさや値段などはあまり関係ありません。
どんな大きさや価格帯の商品でも利益を出すことができますが、Amazonは多少安い商品が有利なようです。
基本的にはどのカテゴリでも稼ぐことはできるので、あまり先入観なくどのカテゴリもリサーチしていく方がよいです。
具体的な稼げるカテゴリ・商品は何なのか?
では”具体的に”稼げる商品とはどのような商品なのでしょうか。
私はここまでOEMに向いている条件などの抽象的なことばかり説明して具体的な商品に関してはほとんど述べていません。
初心者の方にとっては抽象的過ぎてあまりピンとこず、具体的にどんな商品がよいのか教えてくれという意見があるかもしれません。
しかし、構造的に「誰でも稼げる商品」というのは存在しません。
もし誰でも参入できる「稼げている商品」があったとしても、真似する人が増えて売り上げが大幅に下がるか、値下げで利益が落ち、その商品は「稼げない商品」になってしまいます。
つまり、「誰でも稼げるわけではないけど自分は稼げる商品」というものを作り出していく必要があります。
例えば、トヨタにとって車は「稼げる商品」ですが、私は技術がなく作ることができないので私にとっては「稼げない商品」です。
このように言うと、とてつもない技術が必要なように思えますが、そうでもありません。
例えば、大企業は高い技術を持っていますが、人件費などの莫大な固定費を商品の売り上げで返して利益を出すことが必要なので、中小企業と同じ戦略はとれず、ほとんど競合にはならないです。
個人なら個人で大企業が提供できない価値を提供していくことは十分に可能です。
まとめ
結局のところ、稼げるカテゴリを見つけていくというよりは、そのカテゴリで稼げるようになっていく、ということが必要になってきます。
経験を積んで初心者と競合しないようになることを目指すべきです。
私がせどりや相乗りなどの転売をオススメしないのはこのような理由からです。
結局、初心者に真似されてしまい常に初心者と競合してしまう上に、経験値が溜まらず何のスキルも身につかないのです。
確かにOEMは難易度が高いですが、一度身につけると安定的、長期的に稼ぎ続けることができるようになります。
そこで培ったマーケティングスキルはAmazonでの販売以外にも使えるので、もしAmazonがなくなっても稼ぐことができるでしょう。
これはあらゆるビジネスに言えることですが、初心者のまま誰でも稼げる方法を探すのではなく、その道の上級者を目指しましょう。