Amazonで新規出品するために、製品コード免除申請をする方法

中国輸入OEMなどでAmazonで新規出品をする際には、JANコードの登録、もしくは製品コード免除申請をする必要があります。

AmazonはJANコードを登録する方法を進めているので、基本的にはそちらの方がいいですが、製品コード免除申請するやり方だとお金がかからず、しかも簡単にできるというメリットがあります。

JANコードを登録する方法については以下の記事を参考にしてください。

Amazonで新規出品の際に必要なJANコードを登録、作成する方法

本記事では、製品コード免除申請をする方法について説明したいと思います。

製品コードとは

製品コードあるいはGTIN(Global Trade Item Number)とは、一般的に上の画像のようなバーコードの下についている番号のことです。

製品コード(GTIN)は、EAN、JAN、UPC、ISBNなどです。

  • EAN:国際的に使用される商品識別コード
  • JAN:EANの日本での呼称
  • UPC:米国の流通コードセンターが発行する商品識別コード
  • ISBN:出版物の発行国、出版社、書名を特定するコード

Amazonで販売をする場合は、原則としてこれらの製品コードが必要になりますが、後述する方法でこれらがなくても商品を新規出品することができます。

製品コード免除申請の条件

製品コード免除のために必要なこと

製品コードを免除するためには、以下の3つを必ず全て満たしている必要があります。

  1. 大口出品者であること
  2. その商品がまだ出品されていないこと
  3. その商品が「新品」であること

製品コード免除できる対象

以下の4つのいずれかを満たしていると、製品コード免除申請をすることができます。

  1. 製品コードがない独自のブランド商品や手作り商品
  2. 製品コードがないノーブランド商品
  3. 製品コードがない部品
  4. 製品コードがないセット品

以下に当てはまるカテゴリーの商品は、製品コード免除申請を行うことができます。

  • ミュージック、ビデオ、DVD商品
  • TVゲーム
  • PCソフト
  • エレクトロニクス
  • カメラ
  • ホーム
  • 生活家電(小型白物家電)
  • おもちゃ&ホビー
  • ベビー&マタニティ
  • スポーツ&アウトドア
  • ドラッグストア
  • 食品&飲料
  • 腕時計
  • 服&ファッション小物
  • シューズ&バッグ
  • ビューティ
  • ジュエリー
  • 文房具・オフィス用品
  • DIY・工具
  • 産業・研究開発用品
  • カー&バイク用品
  • 楽器
  • ペット用品
  • 大型家電

これを見て分かる通り、ほとんどのカテゴリーで製品コード免除申請を行うことができます。

また、以下に当てはまるカテゴリーの商品は、製品コード免除申請を行うことができません。

  • Kindleアクセサリ

逆に言えば、この2つのカテゴリー以外の商品は、製品コード免除申請をすることができます。

製品コード免除申請の具体的手順

製品コード免除申請の具体的方法について説明していきます。

今回は、独自ブランドの商品の製品コードを免除する方法を例に挙げて説明していきますが、他の場合についてもやり方はほとんど同じなので、参考にしていただければと思います。

手順① テンプレートのダウンロード

まずは、Amazonセラーセントラルのトップページ右上の「ヘルプ」ボタンを押します。

次に、「製品コード(GTIN – UPC/EAN/JAN/ISBN)がない商品の出品方法 」へと進みます。

「製品コード(GTIN – UPC/EAN/JAN/ISBN)がない商品の出品方法 」ページ中ごろの、「ブランド、出版社、およびサンプル商品のリストをアップロードするためのテンプレート」から「ブランド商品・部品テンプレート」をダウンロードします。

手順② テンプレートの記入

先ほどダウンロードした「ブランド商品・部品テンプレート」の、「テンプレート-ブランドリスト」タブより、「ブランド名」、「カテゴリー」、「免除が必要な商品の数」を記入します。

そして次に、「テンプレート-ブランド商品と部品-商品リスト」タブより、「商品名」、「ブランド名」、「SKU」、「画像URL」を記入します。

「SKU」は出品者が設定する、商品固有の識別コードのことで、自分で決めて構いません。

「画像URL」は画像の保存先のURLのことで、画像をウェブサーバーに保存する必要があります。

この方法は次に説明します。

画像URLを作成する方法

画像URLを作成する際は、こちらのようなサイトを使うようにしてください。

「ファイルを選択」し、「アップロード」を押します。

表示されたURLの「.html」を除いた部分のURLが画像URLとなります。

手順③ 製品コード免除の申請

先ほどの「製品コード(GTIN – UPC/EAN/JAN/ISBN)がない商品の出品方法 」ページ中ごろの「次の手順」から「出品を申請」へと進みます。

次に、「製品コード免除の申請」の項目を埋めます。

製品コード免除の申請
  • 製品コード免除を申請する理由:「ブランド商品」
  • 製品コードがない理由を入力:「独自ブランド商品を出品します。」と記入
  • ブランドの所有者、メーカー、または出版社から、証明書を入手しましたか?:「いいえ」
  • テンプレート を使って商品のリストをアップロード:先ほど記入したファイルを提出

そして、送信ボタンを押して完了です。

一度製品コード免除の許可が下りると、そのブランドでは製品コード免除申請をしなくても出品できるようになります。

まとめ

この記事では、製品コード免除申請を行う方法について説明しました。

JANコードを取得する方法が推奨されてはいますが、こちらの方法は無料かつ簡単にできるので、こちらの方法でやってもいいと思います。

製品コード免除申請をする際に、本記事が参考になれば幸いです。