中国輸入でOEMをしてくれる工場を探す7つの方法

中国輸入でOEMをする際には、OEMをしてくれる工場を見つける必要があります。

初心者の方にとっては、外国の工場と取引をするのは非常にハードルが高いように感じるかもしれませんが、実は非常に簡単です。

本記事では、OEMをしてくれる工場を探す7つの方法についてそれぞれ説明していきます。

商品名から探す

まずは商品名を検索する方法です。

AlibabaなどのB to Bのサイトで、「英語」または「中国語」で商品名を検索することにより商品を見つけることができます。

工場のリサーチは全て中国人パートナーに任せているので細かいことまでは分かりませんが、おそらくこの方法を一番多用していると思います。

このように商品名で簡単に出てくるような商品は、他社にも真似されやすいので、必ず商品を差別化して販売するようにしなければなりません。

商品を差別化する方法は以下の記事を参考にしてください。

中国輸入OEMで商品を差別化する9つの具体的な方法

画像検索で探す

商品名で検索しても出てこない、または商品名が分からない場合は画像検索で見つけることができる場合があります。

googleトップページ右上より、「画像」ボタンを押します。

画像検索画面に切り替わりますので、画像をドラッグするか、アップロードして検索します。

今回はこの商品を検索してみます。

このようにノーブランド品や、画像が1つしかない場合などは通販サイトなどから画像を丸パクりしているケースも多いので、この方法で見つかる場合も多いです。

始めのうちは日本語サイトばかりが出てきますが、検索を進めていくと見つけることができる場合があります。

今回は13ページ目にいくつかの中国の通販サイトを見つけることができました。

そのままそのサイトへと進むか、或いは検索キーワードを拾ってAlibabaなどで検索するか、どちらかをすることで工場を見つけることができます。

他商品を作っている工場に依頼する

工場がそれと同じような商品を作っていなくても交渉することによって、商品を作ってもらえることがあります。

この例えが適切かどうかは分かりませんが、キーケースを作りたい場合に財布を作っている工場に依頼する、という感じです。

中国の工場は結構融通がきくので、頼めばやってくれることも結構あります。

あるいはサイトなどに載せていないだけで、その工場に行ってみると実はこんなのも作っていた、というケースもあります。

この方法は、既に別の商品を開発していて品質が保証されている工場に対して一番効果を発揮します。

ほぼ不良品を出さないような工場で作ると非常に管理が楽なので、多少高くなっても、そのような工場にこれも作ってくれないかと依頼してみるのは非常に有効です。

市場で探す

中国にはB to Bの市場がたくさんありますので、そこで工場を見つけることができます。

Alibabaに出店していないような他社が見つけにくいような工場も見つけることができます。

市場で実際に工場を探す際には、現地まで行く必要があるのと通訳を雇う必要があるので、ややハードルは高いですが、あるジャンルに複数の商品を投入するつもりなど、工場を厳選する必要がある場合はそこまでする価値があると思います。

この方法だと、中国ではなくても東南アジアの国で探すのもおすすめです。高度な技術が必要な商品はやはり中国に軍配が上がりますが、そこまで複雑でない商品の場合は東南アジアの市場で工場を見つけて低コストで生産するのがいいと思います。

展示会で探す

展示会に行くことでも工場を見つけることができます。

特に展示会に出展するような企業の場合は、取引先を探すのに積極的なので、よい条件で生産できることも多々あります。

展示会に行く場合は、現地に行くのもいいですし、日本で開催されているものに行くのでもいいと思いますが、日本の展示会に出展している場合は、日本との取引経験があり日本の品質基準が分かっている場合がほとんどなので特におすすめです。

私も取引先の企業に呼ばれて展示会に参加したことがありますが、今まで見たことがないような商品も多く、これからのトレンドを掴む意味でも一度参加してみることをおすすめします。

信頼できる人に紹介してもらう

知り合いに中国に人脈がある方がいる場合は、紹介してもらうのが一番確実です。

中国人は人脈というのをかなり大切にしているので、知り合いの紹介であればよい条件で取引してくれる可能性も高いです。

また紹介してくれるくらいなので品質が高く、信用の面でも問題がないことがほとんどです。

人を紹介してもらえるように、または人から紹介されるように、普段から良い人間関係を築いておくことがビジネスをする上でもかなり重要です。

また、JETROなどでの公的な機関が紹介している企業は信頼できる企業の可能性が高いです。

現地の人に聞く

現地の人に聞くことでいい工場が発見できる場合があります。

例えば、既に取引している工場にこんな商品を作ってほしいと頼んだ時に、うちではその商品は作れないけど知り合いの工場なら作れるから紹介してあげる、と言われたことがあります。

その時は取引には至りませんでしたが、このように中国では横のつながりが強いので、工場を紹介してもらえることがあります。

また、ある商品を作っている工場の近くには同じようなジャンルの商品を作っている工場がいくつかある場合も多いので、現地を訪れた際には周辺もついでに探していくといい工場に出会えるかもしれません。

まとめ

工場を探すのは別にどんな方法でもいいと思いますが、たくさんの工場をピックアップできる方がよい工場が見つかる可能性が高いので、本記事では、工場を探す方法をできるだけたくさん紹介させていただきました。

たくさんの候補を出すことも大事ですが、それよりも実際に生産する工場を決定することの方が重要なので、よい工場を見極める方法についても後々記事にしていきたいと思います。

本記事を参考に、自分が作りたい商品のOEMをしてくれる工場を見つけていただければ幸いです。