商品紹介コンテンツをご存知でしょうか?その名の通り、「商品を紹介する」「コンテンツ」なのですが、なぜこのような抽象的な名前なのかは謎です(笑)。
新規に商品を出品したことがある人なら、そのほとんどが作成したことがある商品紹介コンテンツですが、Amazonで販売したことがない、人にとっては何のことかさっぱりわからないと思います。
本記事では、商品紹介コンテンツの作成手順と、より効果が出やすい商品紹介コンテンツの作り方について説明していきたいと思います。
商品紹介コンテンツとは
商品紹介コンテンツとは、Amazonの販売ページの中央にある、画像付きの商品説明のことです。
以下のようなもので、Amazonで商品を購入したことがある人なら一度は見たことがあると思います。
商品紹介コンテンツのメリット・デメリット
商品紹介コンテンツのメリット
商品紹介コンテンツを利用することによって、ただの文字の場合と違って、商品ページを見に来てくれた人に対し、視覚的に訴えることができるようになります。
これにより、成約率が大幅に上がります。
また、商品ページ上の方にある画像だけだと、2枚目以降はあまり見られていないというケースも多いです。商品紹介コンテンツは見られることが多く、「購入前のイメージと違った」というようなことを減らすことができます。
これにより、返品率を下げたり、商品レビューに低い点数がつくことを減らしたりすることができます。
商品紹介コンテンツのデメリット
ないです。絶対に使用するべきです。
しいて言うなら手間がかかることがデメリットですが、商品紹介コンテンツがあるのとないのとでは成約率にかなりの差が出てくるので、絶対に作成するべきだと言えます。
商品紹介コンテンツの種類
商品紹介コンテンツには、以下の4つのテンプレートがあります。
- テンプレート1は、4段落で8つの小さい画像
- テンプレート2は、テンプレート1に加え1つのバナー画像
- テンプレート3は、2段落で2つの大きな画像
- テンプレート4は、バナー画像、2行のヘッダー、3行の画像とテキスト
から構成されます。
私のお勧めは、テンプレート2と4です。
理由は、画像と項目が多く、大きなバナー画像を使用できるからです。
項目が多いほうがより多くの点を主張できて有利です。また、大きな画像は視覚的にも美しく、商品ページを綺麗に仕上げることができます。
商品紹介コンテンツを作成する際に禁止されていること
以下の項目は、商品紹介コンテンツを作成する上で禁止されています。
- 販売者、出品者の情報
- 他社や他社製品についての言及
- 外部URL
- セール中など価格に対する言及
- 送料などの配送に関する言及
- お客様の声
- 外部からの引用保証についての言及(1年間返品可能、など)
- 商品カタログで既に使用している画像の使用
Amazonで販売している以上、必ず規約を守って販売するようにしましょう。さもないと、何らかのペナルティを受けるか、あるいは酷い場合にはアカウントが使用できなくなってしまいます。
特にライティングを勉強している人にとっては、禁止されている項目の中に言及したいと思う項目が多いので、注意が必要がです。
商品紹介コンテンツの作成手順
商品紹介コンテンツを作成する手順は、
- 商品紹介コンテンツ作成ページへ
- テンプレートの決定
- コンテンツの編集
- プレビューの確認
- 保存して送信
の5つのステップです。
それぞれ順番に見ていきます。
ステップ1 商品紹介コンテンツ作成ページへ
商品紹介コンテンツ作成ページへ行く方法は2通りあります。
1つ目は、在庫管理ページから行く方法です。
「在庫」タブより在庫管理ページを開き、各商品の「詳細の編集」から、「商品紹介コンテンツの編集」へと進みます。
2つ目の方法は、「在庫」タブの「商品紹介コンテンツ管理」から行う方法です。
「商品紹介コンテンツを作成」から「SKUを入力」→「検索」と進みます。
ステップ2 テンプレートの決定
4つのテンプレートの中からテンプレートを選択し、「次」ボタンを押します。
ステップ3 コンテンツの編集
「コンテンツを編集」のページから、画像や文章を追加して、商品紹介コンテンツを完成させていきます。
ステップ4 プレビューの確認
商品紹介コンテンツを編集しながら、実際の画面がどのようになっているかを随時確認するには、右下の「プレビュー」からプレビュー画面を確認するようにしてください。
ステップ5 保存して送信
プレビューを確認して問題なければ、「保存して送信」ボタンを押します。
「AMAZONによる審査」で問題なければ無事掲載されます。
成約率を上げる紹介コンテンツの作り方
商品紹介コンテンツは、商品ページの中でも非常に重要な項目です。
いくらいい商品でも、ネット通販では手に取って確認することができないので、商品ページで見せていく必要があります。つまり、商品のよさを分かってもらえるかどうかはこの商品紹介コンテンツにかかっていると言っても過言ではありません。いくら商品を作りこんでもその良さを見せることができれば意味がないのです。
商品紹介コンテンツを使って成約率を上げるためには、
- 訴求点を明確にする
- 画像を作りこむ
- ターゲットに刺さる文章を書く
の3つの点に気を付けて作成していくようにしてください。
訴求点を明確にする
まずは商品の訴求点を明確にするようにしてください。商品のよいであろう点をただ詰め込むだけでは意味がないです。
これは商品企画の段階から意識する必要があります。競合の商品がどのようで、自分の商品の強みがどういうところなのかをしっかり知ったうえで商品を開発しておかなければなりません。
商品紹介コンテンツを作る段階になって、さあ何を書こうかな、では遅すぎるのです。それでもたまたま上手くいくことはあるかもしれませんが、たまたまは続きません。
商品企画の段階で商品の訴求点を明確にし、商品紹介コンテンツをどのように作成するかまである程度イメージしておくようにしてください。
そのような商品企画の方法は以下の記事で詳しく説明しているので、参考にしてください。
中国輸入OEMで1商品30万円以上の利益をあげるためのリサーチ方法
画像を作りこむ
商品紹介コンテンツの中でも、この画像がかなりの重要度を占めます。
撮影や画像編集にはどのような業者や個人を使ってもいいと思いますが、競合商品の誰よりも高いクオリティで作るようにしましょう。
画像作成については別記事で詳しく説明します。
ターゲットに刺さる文章を書く
どのような文章でその商品が欲しくなるかは人それぞれです。全ての人に等しく刺さる文章はありません。自分の商品のターゲットに刺さる文章を書くということが大切です。
このためには、その商品のターゲットがどのような人なのかをある程度しておく必要があります。
ここでも先ほど記載しておいたように、商品企画の段階でターゲットを見定めておく、ということが重要になってきます。
その人たちが好んで使っている言葉や言葉遣いを自然に盛り込んでいけるようになると、成約率の高い文章が書けます。
例えば、私はこのブログのターゲットに30-40代の男性を想定していますので、やや堅めの文章を意識しています。おそらくあなたは♡や♪いっぱいの文章では読む気をなくしてしまうと思いますので(笑)。勿論、これ以外の人も読んでいるでしょうが、近い属性の人だと思います。
勿論、これは画像中の文字にも同じことが言えます。
ライティングの技術は一朝一夕で身につくようなものではないので、普段の生活から意識しておく必要があります。
まとめ
今回は商品紹介コンテンツの作成手順と、より効果の大きい商品紹介コンテンツの作り方について説明しました。
商品紹介コンテンツもただ作るだけなら簡単なのですが、より効果の大きいものにするのは難しいです。
勿論私もまだまだ勉強中で全てを説明できたわけではないですが、本記事が少しでも商品紹介コンテンツ作成の助けになれば幸いです。