Amazonで販売していると自社商品、あるいは自社がカタログを作った商品でもカートボックスから外れてしまうことがあります。
これは自分の他に出品者がいなくても起こりえます。
実際に私も自社で企画、開発した商品がカートボックスから外れてしまいったことがあります。
ショッピングカートが取れないと売上が大きく落ち、検索順位もどんどん下がってしまい、商売になりません。
このようなことがないように、早めに対処する必要があります。
本記事では、ショッピングカートボックスが外れてしまう理由とその対処方法について説明します。
カートボックスが外れてしまう理由と対策
カートボックスから外れてしまうのは主に以下の3つの原因が考えられます。
- カートボックス獲得に必要な条件を満たしていない
- 競争力のある価格でない
- 価格を急激に上げすぎた
です。
以下で詳しく見ていきます。
カートボックス獲得に必要な条件を満たしていない
カートボックスを獲得するためには、以下の条件を満たす必要があります。
- 出品形態
- 指標
- 注文数
出品形態
大口出品でなければ、ショッピングカートを獲得することはできません。
指標
注文不良率、キャンセル率、出荷遅延率の3つが適正な照準でないとカートボックスを失ってしまう可能性があります。
注文数
出品者のパフォーマンスを正確に評価するため、一定の注文数を満たしていることが必要のようです。
大口出品で健全な販売を続けているとこれらは問題なく満たすことになるので、たいていの出品者は問題ないと思いますが、念のため確認しておいてください。
ほとんどの方は次の項目以降で説明することが原因です。
競争力のある価格ではない
「競争力のある価格」とは一体なにかというと、Amazon以外の小売サイトにおけるその商品の最低価格です。
「競争力のある価格」でない商品は全て、ショッピングカートボックスの獲得をすることができません。
「価格設定の健全性を見直してください」というようなメールが届いたら、この項目に当てはまるということです。
対策
「競争力のある価格」とか「価格設定の健全性」とか分かりにくい言葉で誤魔化していますが、要はヤフーや楽天の価格より安くしろということです。
更に質が悪いのは、送料が入っていない価格を他サイトの価格として参照にしていることがあるようです。
このことに対してクレームを入れようとテクニカルサポートに連絡しても当たり前ですが、システム上のことなので、個々のケースについては答えられないと言われるだけです。
この価格まで値段を下げるしか現状はないです。
他ネットモールで自分が販売している場合は、全て送料込みの価格にして全サイトで販売価格を揃え、参照価格が変わるのを待つ方法もありますが、これも確実な方法とは言えません。
しいて言うなら、正規のところから仕入れているかどうかに関わらず、横流し的なビジネスからは早めに身を引いた方がいいです。
このような中間業者は排除されていく方向に向かっているので、今後どんどん厳しくなっていくでしょう。
これからは物販では、自社で商品を企画・開発する方法以外は淘汰されていくでしょう。
本サイトでは、自社商品を企画・販売する方法を紹介しているので、是非参考にしてください。
以下の記事などが参考になると思います。
価格を急激に上げすぎた
自社で開発した商品で、Amazon以外では販売していない、もしくは他ネットモールの価格を参照されていない場合でも、ショッピングカートボックスから外れてしまうことがあります。
そのほとんどの原因は、価格を急激に上げすぎたことです。
私もこのパターンでカートボックスが外れてしまったことが何度かあります。
例えば、新着期間などで検索順位を一気に伸ばすために安売りした後、次は利益を上げるために本来の価格に戻そうと思ったときに起こりやすい現象です。
対策
この場合の対策は単純で、少しずつ値段を上げていけばいいです。
徐々に値段を上げていくことで、カートボックスから外れる価格の下限を少しずつ上げることができます。
新着期間の安売りは未だ有効ですが、やりすぎると本来の価格でショッピングカートボックスが取れなくなり、いつまで経っても赤字価格で販売し続けることになるので、注意が必要です。
まとめ
ショッピングカートボックスが外れてしまう原因は、以下の3つが考えられます。
- カートボックス獲得に必要な条件を満たしていない
- 競争力のある価格でない
- 価格を急激に上げすぎた
これらの対策として、
- 健全な運営をする
- Yahoo!や楽天の価格以下の価格で販売する
- 価格を急激に下げたり、上げたりしすぎないようにする
ということが重要です。
ショッピングカートボックスが外れてしまうと、売上をほとんど上げられなくなったり、検索順位がどんどん下がっていったりしてしまいます。
このようなことにならないためにも、本記事で説明した方法を参考に、適切に商品ページ、あるいは出品アカウントを運用するようにしてください。